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空中線監視装置
SAMJ-200アンテナチェッカーは、中継放送所で使用するアンテナ点検装置です。
放送中におけるFM及びTV用送信アンテナのVSWRとDCR(直流抵抗)が測定できます。
本装置は、アンテナチェッカー本体とアンテナチェッカー用方向性結合器より構成され、方向性結合器は空中線に常設し、本体は中継放送所に携帯して使用します。
特徴
- ●FM全バンドと地上波デジタル放送13ch~62chのVSWRとDCRが1台で測定できます。
- ●放送機の動作中にリアルタイムに測定でき、放送への影響はありません。
- ●VSWR、DCRともに校正機能を備えています。
- ●VSWR測定系にはFMチューナとTVチューナを内蔵しているので、合成波でも周波数毎のバンドパスフィルタを用意する必要がありません。
- ●VSWRとDCRのアナログ出力を設けてあり、レコーダー等による連続記録が可能です。
- ●AC100Vと単三乾電池の2電源方式です。
- ●小型であるため、持ち運びに便利です。
主な構成
● アンテナチェッカー本体
1.アンテナチェッカー本体 1台
2.接続ケーブル(BNCケーブル)
・進行波入力接続用 1本
・反射波入力接続用 1本
・DCR接続用 1本
3.ACアダプター 1個
● アンテナチェッカー用方向性結合器
1.アンテナチェッカー用方向性結合器 1台
2.接続ケーブル(10D2W 50cm 両端N-P付き) 1本
3.方結取付金具 1個
4.進行波結合度特性標準カーブ 1部
主な仕様
■アンテナチェッカー本体
使用電源 | 乾電池(単三)とAC100V(約25VA)の2電源方式 |
---|---|
測定範囲 | VSWR :1.05 ~3.0 DCR :12.5 ~500mΩ 測定精度:VSWR, DCRともフルスケールの5%以内 |
アナログ出力 | VSWR用及びDCR用各1 出力電圧:VSWR =1.0 ~3.0でDC 0 ~+5V :DCR= 0~500mΩでDC0~+5V |
コネクタ | RF INPUT, DCR INPUT, ANALOG OUTともにBNC-R |
周囲温度 | -10~+50℃ |
重量 | 約5kg(付属品を含む) |
※改善の為、予告なく仕様を変更する事があります。
■アンテナチェッカー用方向性結合器
形式 | DCRDK-SJJ-733L | DCRDK-SJJ-733U |
---|---|---|
周波数範囲 | FM帯 | UHF帯 |
主線路接栓 | N-J ※1 | |
副線路接栓 | BNC-J | |
進行波電力 | 1W~10W ※2 | 0.1W~1W ※3 |
主線路インピーダンス | 公称50Ω | |
主線路V S W R | 1.07以下 | |
結合度 | 進行波:約40dB ※4 反射波:約34dB ※4 | |
方向性 | 進行波:30dB以上 | 反射波:30dB以上 |
挿入損失 | 0.2dB以下 (主線路) | |
高周波漏洩 | DCR出力端にて-40dB以下 | |
周囲温度 | -10~+50℃ | |
重量 | 約600g(接続ケーブル、方結取付金具を除く) |
※1 主線路接栓には、この他に、「WX-20DNF」もございます。
※2 FM放送の進行波電力は0.1W~100Wまで対応可能です。
※3 地上波デジタル放送の進行波電力は0.01W~10Wまで対応可能です。
※4 FM:1W~10W / 地上波デジタル:0.1W~1Wの場合の結合度です。ご用命により調整いたします。
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