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導波管コンポーネント
本器は導波管回路の不連続点の影響や方向性結合器の方向性等の精密測定に使用されています。本器は抵抗体を管軸に沿って管内波長の1/2以上の距離を正確に平行移動が行える構造になっています。したがって本器を使用すれば、入力VSWRが一定のままで位相角だけを変化させることができますので、測定しようとする素子の負荷として使用すれば反射波の位相角を変化させ、負荷からの反射を消去して必要な部分からの反射のみ分離測定することができます。いま可動無反射終端器の抵抗体を移動させてVSWRを測定したとき、最大値がρMで、最小値がρmだったとすると、中間不連続点のVSWRρxは次式で計算できます。
ρx=√ρM×ρm…………(1)または
ρx=√ρM/ρm…………(2)
不連続点の反射が可動無反射終端器の反射より大きい場合には(1)式、小さい場合には(2)式により求められますが、この場合に他方は可動無反射終端器のVSWRを示していますので、この値が判明していれば容易に判別できます。
主な仕様
形式 | 周波数範囲(GHz) | VSWR | 許容電力(W) | ストローク(mm) | 使用導波管 | 送り機構 |
---|---|---|---|---|---|---|
WDLS-021 | 1.7~2.6 | 1.05 | 2 | 150 | WRJ-2 | ラックピニオン |
WDLS-031 | 2.6~3.95 | 100 | WRJ-3 | |||
WDLS-041 | 3.3~4.9 | 75 | WRJ-4 | |||
WDLS-051 | 3.95~5.85 | 70 | WRJ-5 | |||
WDLS-061 | 4.9~7.05 | 50 | WRJ-6 | |||
WDLS-071 | 5.8~8.2 | 40 | WRJ-7 | |||
WDLS-091 | 7.05~10 | 1.05 | 1 | 35 | WRJ-9 | ネジ送り |
WDLS-101 | 8.2~12.4 | 35 | WRJ-10 | |||
WDLS-121 | 10~15 | 25 | WRJ-120 | |||
WDLS-151 | 12.4~18 | 20 | WRJ-140 | |||
WDLS-181 | 15~22 | 1.1 | 1 | 20 | WRJ-180 | ネジ送り |
WDLS-241 | 18~26.5 | 1 | 15 | WRJ-220 | ||
WDLS-341 | 26.5~40 | 1 | 10 | WRJ-320 | ||
WDLS-501 | 40~50 | 0.5 | 7 | WRJ-500 |
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