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導波管コンポーネント
ハイブリッドチューナ
本器は2開口形回路素子で導波管回路の途中に接続され、任意のインピーダンスを発生できるように設計されたものであります。本器はアダプタ、側壁形3dB結合器および2連形可動短絡器の三つの部分より構成されています。端子Ⅰよリ入ったマイクロ波は3dB結合器で2分割された後、3dB結合器の後方に接続された2連形可動短絡器の短絡板SP1、SP2にて反射されます。SP1、SP2で反射された二つのマイクロ波は、それぞれ3dB結合器で二分割され、端子Ⅰ、Ⅱにでてきます。したがってSP1 、SP2の間の距離を調整して二つのマイクロ波間の位相差を変化することにより端子Ⅰ、Ⅱに出てくるマイクロ波の出力を自由に変えることができます。またSP1、SP2の間の距離を一定に保ったまま両者を連動すれば、端子Ⅰ、Ⅱに出てくるマイクロ波の位相を自由に変えることができます。したがって本器は大電力用の定在波発生器、出力電力調整器、移相器、整合器として多く使用されています。
ダブルスラグチューナ
本器は大電力に耐える誘電体を2個導波管長辺の中央の溝に入れ、その挿入長と間隔を可変とし、これらを一定に保ったまま軸方向に移動できるようにしたものです。
2個の誘電体スラグ間隔を変えると全体としてVSWRが1からそれぞれのVSWRの値ρ1とρ2の積まで変えることができます。
本器は特に強い電界を生ずる部分がないので大電力用整合器の他、発振器の負荷特性試験などに使用されます。
主な仕様
■ハイブリッドチューナ
形 式 | 周波数範囲 (MHz) | 最大VSWR | 使用導波管 | 許容電力(kW) | 加圧 (MPa) |
|
#rowspan#rowspan# | ピーク | 平均 | ||||
WVIA-1R71H | 2000±10 | 2.0 | WR-510 | - | 1400 ※2 | - |
WVI-021H | 2400~2500 | WRJ-2 | - | 2 | - | |
WVIA-031LP ※1 | 2856±10 | WRJ-3 | 10000 | 10 | 0.3 | |
WVIA-031MP ※1 | 3000±10 | WRJ-3 | 3000 | 2 | 0.2 |
■ダブルスラグチューナ
形式 | 周波数範囲(GHz) | ストローク(mm) | 使用導波管 | 許容電力(kW) | 種別 | 導波管長(mm) | |
ピーク | 平均 | ||||||
WMZ-029K | 2.35~2.55 | 90 | WRJ-2 | - | 5 | 非加圧形 | 320 |
WMZ-109 | 8.8~9.6 | 50 | WRJ-10 | 200 | - | 非加圧形 | 200 |
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